傷害致死、改めて否認 女児遺体遺棄で男 津地裁 三重

昨年8月、内妻の連れ子であるナガトシ・ビアンカ・アユミちゃん=当時(6つ)=を死亡させ、遺体を自宅アパートに駐車した車内に遺棄したとして、傷害致死と死体遺棄の罪に問われた、ペルー国籍の三重県四日市市大治田三丁目、無職トクダ・バレロ・フェルナンド・ホセ被告(37)の裁判員裁判は4日、津地裁(平手一男裁判長)で被告人質問があった。トクダ被告は事件について、「亡くなったことは残念で責任を感じるが、彼女を死なせた責任ではなく、こうなった結果への責任」とし、あらためて暴行による傷害致死を否認した。

トクダ被告は被害者がけがをした状況について、「宿題をやらないことを叱ろうとしたら逃げて部屋のドアに顔をぶつけた。衝撃で倒れたドアを抑えようと目を離したら階段から音が聞こえた。1階に下りると彼女が頭を抑えて立っていた」とし、あらためて階段からの転落を強調した。

被害者が亡くなったことに気付いて入院中の内妻に死亡を報告する際、新しく産まれてくる子と引き離されないために逃走を提案したと説明。その後、遺体を処理しようと抱きかかえた際に「悲しい気持ち」になって家中を歩き回ったとし、このとき遺体の口から腕などに流れ落ちた血を振り払ったとした。

被害者について、「自分にとっては娘のような存在。何とか助けたいと思った」とする一方、内妻が児童相談所との間にトラブルを抱えていたことを理由に救急車を呼ばなかったと説明。「責任は感じているが、それは面倒を頼まれたのにこうなったことへの責任」として、あらためて暴行を否定した。