伊勢循環バス、市がルート案 1月から社会実験 三重

【伊勢市が来年1月から5カ月間実施する循環バスの社会実験のルート案】

【伊勢】伊勢市は19日、市議会産業建設委員会で、来年1月から5カ月間実施する市内循環バスの社会実験のルート案を報告した。病院やショッピングセンターなど、乗降客の多い15カ所をバス停に選定。乗り継ぎで路線バスの乗客が増えるなどの効果があれば、本格導入を検討する。

市によると、市内の路線バスや市のコミュニティバス「おかげバス」は、JR伊勢市駅と近鉄宇治山田駅を起点に放射状に路線が走っており、路線間の乗り継ぎの改善が課題に挙がっている。循環バスでは、路線バスとの乗り継ぎ拠点となる「ハブバス停」を設けることで、路線バスの乗客増を期待する。

市は三重交通(津市)や有識者などを交えた伊勢地域公共交通会議でルート案を検討。伊勢市駅や伊勢赤十字病院、市立伊勢総合病院をハブバス停に選んだ。社会実験の運行期間は来年1月4日―5月31日まで。左回り右回りをいずれも6便ずつ午前7時―午後4時台まで運行する。

運賃はおかげバスと同じ大人200円、子どもと65歳以上の高齢者は百円。路線バスやおかげバス、鉄道の利用客が循環バスに乗り継ぎをする際は、循環バスの運賃を百円割り引く。時刻表は来年1月1日と3月1日号の広報いせで周知する。

社会実験の事業費は約2千万円。本格導入時、市は年間事業費として4800万円を見込んでいる。伊勢市は今月中にルートを確定し、遅くとも12月初旬には中部運輸局三重支局に申請する予定。循環バスの導入で路線バスの乗客が減るなどした場合は、ルートの見直しや廃止も検討する。