公共交通機関利用を 周辺道路の渋滞懸念 イオンモール津南開店で 三重

【「イオンモール津南」が面する国道23号=津市高茶屋小森町で】

「イオンモール津南」として復活した三重県津市高茶屋小森町の商業施設。大勢が開業を待ち望んだ一方、懸念されるのは周辺道路の渋滞。道路管理者らは「交通状況を注視し、必要なら対策を講じたい」と話す。

同店は県の大動脈「国道23号」に面して立地し、店舗をはさんだ反対側には「近鉄道路」と呼ばれる市道が通る。いずれも日常的に通行車両は多く、通勤ラッシュ時や休日は特に混雑している。

同社は3400台分に上る駐車場を設けたほか、同店とつながる右折レーンも前身のサンバレーがあった当時から延長。周辺道路で入店を待機する車がないよう、誘導員を十分に設けるなどして対応する。

また、三重交通(津市)は同店の敷地内に新たなバス停を設けた。津駅などから1時間当たり4本のバスを乗り入れるという。同店は「バスなどの公共交通機関を有効に使ってほしい」と呼び掛けている。

「懸念していた渋滞が目立つことはなかった」。イオンモールの吉田昭夫社長は9日の記者会見で、開業前日までの3日間にわたって実施した「ソフトオープン」の状況を振り返り、そう語った。

一方、9日の午前中には同店に向かう車が国道の右折レーンから走行車線にあふれ出る場面も。近隣に住む30代の男性会社員は「日常の移動手段は自家用車ばかりなので、渋滞はつらい」と話した。

今のところ、国道23号など同店周辺の道路拡幅などは予定されていないが、国道を管理する国土交通省の三重河川国道事務所は「交通状況に引き続き注視し、必要であれば対策を求めたい」としている。