「互産互消、三重も一緒に」 静岡・掛川市長、三重大で講演 地場産品で地方交流

【講演で「互産互消」の取り組みを紹介する松井市長=津市栗真町屋町で】

静岡県掛川市の松井三郎市長が6日、三重大(三重県津市)で講演した。地場産品の交換や消費を通じて地域間が交流する「互産互消」に先駆けて取り組んでいると紹介。「掛川市と互産互消に取り組んでいる自治体は三重県内にはない」とした上で「良い所があれば、ぜひ一緒に取り組みたい」と語った。

同大の渡邊明名誉教授が工学部の大学院生らを対象に開いている講義の一環。伊勢神宮に地場産品を奉納する事業を手掛けている渡邊教授が、奉納に参加した松井市長に依頼して実現した。講演は昨年に続いて2回目。約30人の学生が聴講した。

同市の互産互消は全国的にも先進事例とされる。同市では平成28年9月、互産互消を進めるために商社的機能を持つ合同会社を設立。北海道から沖縄県まで全国の10地域と互産互消に取り組み、物品だけでなく観光などの分野にも交流の範囲を広げている。

松井市長は互産互消の意義を「地域のネットワークで物や人が交流すれば、地域経済が活性化する。東京を経由せずに地場産品を流通させて、地方が自立できる社会にしたい」と説明。取り組みを拡大させるため、連携する自治体を増やす考えも示した。