松阪市議会 百条委、田中市議を尋問 集会所改築の過大補助金問題 三重

【証人尋問を受ける田中市議(右)=松阪市役所で】

【松阪】7年前の松阪市下村町の自治会集会所改築で過大な補助金支出があった問題で、市議会が設けた百条委員会は6日、8回目の会合を開いた。当時の自治会長だった田中正浩市議を証人に呼び、高い工事金額で市に補助金を申請し、安い額で業者に支払った経緯を尋問した。

百条委は「地区集会所建設事業補助金交付事務に関する調査特別委員会」(海住恒幸委員長、6人)。

自治会は工事に971万円かかったとして補助金の交付を申請し、市は480万円を助成したが、実際の工事代金は845万円だった。住民監査請求を受けた市監査委員が市に是正措置を勧告し、市は6月25日に自治会に対し本来の補助額との差額分に利息を上乗せした85万円を7月末までに返還するよう命じ、自治会は過大分だけ返還している。

田中氏は「845万円で契約したが、後から天井の真ん中が下がっているので、梁(はり)も直すことになった。天井をめくってみないと分からないとされたが、その工事を含んで971万円」と述べ、「補助金の申請は後で変更がきかないという意識があった」と強調。「845万円を超えたら自治会負担になって困る。業者には考えられる高い方で市に申請してくださいと言った」と説明した。

工事は実際には845万円で済んだが、「奉仕作業の形で電気工事や撤去工事を自治会が手伝った」「手伝うことで845万円で安くやってくれたという意識だった。一生懸命自分たちで動けば安くなる」と語った。

栗谷建一郎委員(日本共産党)は「余分な補助金は本来返さなければいけない」と指摘し、当時の認識を質問した。

田中氏は「監査委員から指摘を受け、あかんのやと思った。その当時は間違いないと思っていた」と述べた。