イオン津南に1万本植樹 来月オープン前に1000人 三重

【苗木を植える岡田名誉会長(左)と前葉市長(左端から2人目)=津市高茶屋のイオンモール津南で】

【津】三重県津市高茶屋小森町の大型商業施設「イオンモール津南」で21日、来月9日のオープンに先立って「イオン ふるさとの森づくり」植樹祭があった。イオングループのスタッフや地域住民ら千人ほどが約1万本の苗木を施設内に植えた。

植樹祭は平成3年にマレーシアのマラッカ店から始まった社会貢献活動の一環。国内では同4年のジャスコ新久居店で初めて開催した。新店舗が完成する度に実施し、同25年には計1千万本を突破した。

開会式で、イオンの岡田卓也名誉会長は「約60年前に津市丸之内に出店し、岡田屋からジャスコ、イオンへと変遷してきた。ここまで成長できたのはそれぞれの地域のお客様のおかげ」と感謝した。

来賓の前葉泰幸市長は「市民にとって親しみのあるサンバレーが再生され、延べ床面積も専門店の数も拡大する」と期待。「市民が交通渋滞を心配しているので、万全の対応をお願いしたい」と注文を付けた。

植樹祭では、地域に自生する樹木を中心に選ばれたヒメユズリハやクチナシなど79種類の苗木を施設の外周などに植えた。植え方を教えるスタッフやスコップで優しく土をかぶせる子どもの姿が見られた。

この日は、大規模災害に備えた協定書の調印式もあった。津波からの一時的な避難場所として立体駐車場の3―5階や店舗屋上を開放すると約束。約2万8千人を収容できる市内最大の津波避難ビルとなった。

また、災害時に避難所で物資が不足した場合、食料品や生活用品を提供することも約束。前葉泰幸津市長とイオンモールの吉田昭夫社長、イオンリテールの岡崎双一社長がそれぞれの協定書に署名した。

イオンモール津南は来月9日午前9時に開業予定。平成28年2月に閉店した「イオン津南ショッピングセンター(サンバレー)」から生まれ変わり、映画館や約170の専門店を備えている。