熊野原産かんきつ 新姫の収穫始まる 爽やかな香り、ジュースにも 三重

【新姫を収穫する今西さん=熊野市紀和町で】

【熊野】三重県熊野市原産の香酸かんきつ「新姫(にいひめ)」の収穫が11日、同市紀和町の市ふるさと振興公社の畑で始まった。

新姫は約30年前に同市新鹿町で偶然発見された。市指定の天然記念物「タチバナ」として保護されていたが、調査したところ、新種と判明。平成9年に市が品種登録した。

直径は約3センチで、「小さなお姫様のような果実」という意味と発見された町名から一文字をとって名付けた。

市内で25の生産者が栽培し、今期の収穫は昨年に比べ約15トン多い26トンを見込む。爽やかな香りがあり、ジュースやあめなどにも加工している。

14日には道の駅「熊野・板屋九郎兵衛の里」でイベントを開き、先着200人に「新姫ドリンク」を振る舞う。

同公社の今西孝典さん(46)は「台風の被害もなく、できも良い。大勢の人に味わってもらいたい」と話した。