
【伊勢】三重郡菰野町特産のマコモの生産者や加工業者でつくる「真菰の菰野会」は11日、三重県伊勢市の伊勢神宮内宮にマコモを使った加工食品などを奉納した。
マコモの普及と地域活性を願い、毎年奉納を続けている。会員ら17人が参列し、マコモを使った麺や菓子などの加工品21品目と、朝に収穫したばかりのマコモタケ50本をかごに載せて担ぎ、宇治橋を渡って神楽殿へ納めた。
マコモはイネ科の多年草。同町の地名の由来にもなっていて、町内では15軒ほどの農家が、約2ヘクタールで栽培している。新芽を粉末にして加工食品にしたり、茎にできるマコモタケは天ぷらなどの食材になる。
前川常八会長(72)は「今年も良いマコモタケができた。今後、量産してもっとマコモを広めたい」と話していた。