バンドから道徳学ぶ 桑名の津田学園 いじめ経験「音楽を救いに」 三重

【生徒らを前に演奏する「スロウハイツと太陽」=桑名市中央町のNTNシティホールで】

【桑名】三重県桑名市野田の津田学園中学・高校は10日、ロックバンドから道徳を学ぶユニークな特別授業を実施した。NTNシティホール(同市中央町)を会場に、名古屋を拠点に活動する4人組ロックバンド「スロウハイツと太陽」を迎え、中学1―3年生と高校1、2年生の計約120人が歌と演奏に耳を傾けた。

バンドの曲はいじめを経験したメンバーの実体験が元になっている。代表曲の「本当につらくなってしまったあなたへ」など6曲を披露。

ボーカルのシミズフウマさんは「一番つらかったとき、音楽に救われた。今度は自分が音楽で誰かを救いたい。今日は特別授業という形でみんなとも会えた。自分たちの音楽から何かを感じ取ってもらえたら」と呼び掛けた。

生徒らはステージでパフォーマンスをするメンバーを真剣に見つめ、手拍子をして思い思いに聴き入っていた。

中学3年の富山涼太郎さんは「透き通った歌声と歌詞が胸に刺さった。ライブを通して人を傷つけることは絶対にしてはいけないと思った。これからはもっと友達のことを大切にしていきたい」と話した。