鳥羽市、防災無線で誤報 「津波警報解除」PC誤作動 三重

【鳥羽】9日午後11時50分ごろ、鳥羽市の防災行政無線で、津波警報の解除を伝える誤報が市内全域に流れた。市が10日、発表した。原因は無線を操作するパソコンモニター上のタッチパネルの誤作動とみられ、市は再発防止のためモニターを交換する。

市によると、防災行政無線は災害時、消防庁の全国瞬時警報システム「Jアラート」の緊急情報の受信か、職員の手動操作で録音音声が流れる仕組み。9日深夜に津波警報は出ておらず、Jアラートが作動しない中で無線が誤作動した。市内各地の屋外スピーカー97基と家庭に設置した防災ラジオ約2千台から約1分間誤報が流れた。

市は同日、市役所総務課内にある無線室に設置された防災行政無線を操作するパソコンの点検を業者に依頼。パソコン本体に不具合が見られなかったため、タッチパネルの誤作動で誤報が流れた可能性が高いと判断した。

誤報を受けた市民からの問い合わせは7件。津波の発生を確認する内容が多く、市は対応に追われた。

中村欣一郎市長は「南海トラフ地震の発生が危惧される中、市民に不安と迷惑を掛けたことをおわびし、再発防止に努める」とのコメントを出した。