三重県内9月の倒産10件 6カ月ぶり2桁、負債総額62億5900万円

帝国データバンク津支店(三重県津市丸之内)は5日、9月の県内企業倒産集計(負債額1000万円以上)を発表した。件数は10件(前年同月より5件減)と、6カ月ぶりに2桁に増えた。配管冷暖房装置卸「ツツイ」(四日市市)が約34億円の負債を抱えて倒産したため、県内全体の負債総額は前年同月より53億8900万円増の62億5900万円となった。

業種別では卸売業6件、製造業2件。建設業とサービス業でそれぞれ1件あった。10件のうち8件が販売不振による不況が原因。地域別では、北勢7件、中南勢3件だった。

5件は従業員が10人未満で、中小零細規模事業者がほとんど。6件は30年以上の業歴があった。9件が破産申請し、1件は民事再生法の適用を申請した。

同支店は、卸売業の倒産が多かった理由を「競争の激化で販売価格が低下し、企業の収益が圧迫されたため」と分析。「人手不足や不安定な海外情勢など懸念材料はあるが、好調な景況感で急激な倒産増加の可能性は低い」との見通しを示した。