台風24号、2000世帯避難 三重県内1万3820戸停電

【台風接近に伴い打ち寄せる高波=津市なぎさまちで】

非常に強い台風24号は30日夕方から夜にかけて県内に最接近した後、北上して東北方面に抜ける見通し。午後7時現在、県内では志摩市で60代男性1人が軽傷を負ったほか、津市や鈴鹿市など約1万3820戸で停電が発生した。24市町で避難勧告と避難準備情報が発令され、約2千世帯が避難している。

志摩市消防本部によると、同市浜島町で台風対策のために脚立で自宅の屋根に上がろうとしていた60代男性が強風にあおられて転落。頭を打ち救急搬送されたが意識はあるという。

県によると午後5時現在、26市町で2119世帯2858人が避難した。道路では、伊勢湾岸自動車道など高速4カ所と、県管理国道など約40カ所が通行止めとなった。

交通期間はJRと近鉄が午後からのほとんどの便を見合わせたほか、養老鉄道、伊賀鉄道、三岐鉄道、伊勢鉄道の私鉄各線も運転を見合わせた。三交バスも一部路線を運休し、海の便では鳥羽市営定期線と津エアポートライン、伊勢湾フェリーが終日運休を決めた。

県内の公共施設やレジャー施設へも影響があった。県立図書館と県総合博物館は閉館時間を繰り上げて午後5時に閉館。桑名市長島町のナガシマスパーランドや鈴鹿市稲生町の鈴鹿サーキット、鳥羽市鳥羽一丁目の鳥羽水族館なども同様に閉館時間を午後1時に繰り上げた。1日の営業についてはそれぞれ状況を見て判断するとしている。

津地方気象台によると、降り始めの29日午前0時からの雨量は午後7時現在、多い順で大台宮川347・5ミリ▽尾鷲293・5ミリ▽御浜243・5ミリ―。1日午後6時までの24時間の予想雨量は全域で300ミリとなっている。