毒キノコ食べ男性重体 三重県内で6年ぶり ニセクロハツ、死亡例も

【ニセクロハツ(三重県提供)】

三重県は13日、野生のキノコを食べた桑名市の男性(75)が下痢や嘔吐(おうと)などの食中毒症状を訴えて入院していると発表した。男性は意識不明の重体。誤って毒キノコの「ニセクロハツ」を食べた可能性が高いとみている。県内で毒キノコによる食中毒は6年ぶり。

県食品安全課によると、男性は10日にキノコを採取し、煮物で食べたところ、11日朝から下痢や嘔吐などの症状にみまわれた。同日午後8時ごろに首や肩に痛みを訴え、市内の病院に救急搬送されて入院。12日に容体が悪化し、愛知県弥富市の病院に転院した。

ニセクロハツは、5―12センチの灰色または黒褐色の傘が特徴で食用の「クロハツ」と形状が似ている。食後30分から数時間で下痢や嘔吐を発症し、18―24時間ほどで筋肉痛や呼吸困難を引き起こす。平成18年には宮崎市で死亡例もあった。

同課によると、県内で毒キノコによる食中毒は24年10月以来。「知らないキノコは絶対に食べないでほしい」と呼び掛けている。