「なるほどとはいかず」 松阪市・集会所改築の過大補助金問題 百条委が市職員聴き取り 三重

【右側3人の市担当者から聴き取る委員ら=松阪市役所で】

【松阪】7年前の三重県松阪市下村町の自治会集会所改築で過大な補助金支出があった問題で、市議会が設けた百条委員会は12日、4回目の会合を開き、担当職員に補助金交付の経緯やチェック体制を質問した。市監査委員から是正勧告を受け、市が当時の自治会長から聴き取った弁明について「ああなるほどという回答ではなかった」と答えた。

百条委は「地区集会所建設事業補助金交付事務に関する調査特別委員会」(海住恒幸委員長、6人)。

自治会は工事に971万円かかったとして補助金の交付を申請し、市は480万円を助成したが、実際の工事代は845万円だった。住民監査請求を受けた市監査委員が市に是正措置を勧告。市は6月25日、自治会に本来の補助額との差額分に利息を上乗せした85万円を7月末までに返還するよう命じ、自治会は過大分だけ返還した。

百条委には企画振興部の家城斉和地域振興担当理事と地域づくり連携課の職員2人が出席した。

チェック体制について職員らは「補助対象に当てはまるかを主眼に申請をチェックする」「補助があっても自己負担があり、損する価格を出すはずがない、支払い価格が適正価格という発想が根っこにある」と説明した。

西村友志委員(公明党)は「業者が領収書を市に提出していて違和感を覚える」とただした。家城理事は「自治会が、業者に支払った領収書を添付していただくのが本来。極めて不適正」と答えた。

中村良子委員(真政クラブ)は、自治会側が高い額を市に出した理由としている増額変更の可能性を巡る市の調査内容を質問。家城理事は「当時の自治会長は可能性がある工事変更の内容について『私も把握していない』と答えた。ああなるほど、という回答ではなかった。ただ当時はそのような認識だったと受け止めた」と答えた。