北・中勢の地域活力を考える 鈴鹿でシンポ、650人が参加

【それぞれの立場で意見を述べるパネリストら=鈴鹿市飯野寺家町の市文化会館で】

三重県鈴鹿市飯野寺家町の市文化会館で8日、「北勢・中勢における地域活力の現状と将来の可能性を考える」シンポジウム(同実行委員会主催、会長・末松則子鈴鹿市長)があり、基調講演とパネルディスカッションで地域の課題や解決方法などについて意見を交した。

今年度開通予定の中勢バイパス鈴鹿・津工区(延長2・9キロ)や新名神高速道路三重区間(延長23・4キロ)などに伴い、さらなる生産性向上に向けた主要幹線道路整備の必要性を訴えるのが狙い。

行政や道路関係者を中心とした約650人が参加。基調講演は105総合研究所の荒木康行社長が「北勢・中勢地域の活力」をテーマに話した。

荒木社長は、観光・レジャーの来県者は8割が自動車を利用していることを挙げ、道路整備が集客力向上の好機につながると指摘したほか、中勢バイパスと北勢バイパスの早期連結や高速道路と市街地へのアクセス道路の整備などの渋滞緩和により、企業の生産性向上や観光消費の拡大、定住人口増加などの効果が期待できるとした。

「北勢・中勢地域における今後の発展に向けて」をテーマにしたパネルディスカッションは荒木社長がコーディネーターとなり、パネリストに末松市長、前葉泰幸津市長、森智広四日市市長、田中彩子鈴鹿商議所会頭、三重交通の谷口弘幸常務取締役、住友電装の首藤哲哉常務執行役員の6人が登壇。森市長は「四日市港周辺道路網の脆弱さが課題。国内の地域間競争に打ち勝つためには連携が必要」など、それぞれの立場から意見を述べた。