女子生徒らにわいせつ行為 県立高校 教職員2人懲戒処分 三重県教委

【定例記者会見で、教職員のわいせつ行為に陳謝する廣田教育長=三重県庁で】

部活動の教え子にわいせつな行為をしたとして、三重県教委は16日、南勢志摩地区の県立高校に勤務する男性教諭(55)を停職6月の懲戒処分とした。また、女子生徒の体を触ったとして、伊賀地区の県立高校に勤務する男性非常勤職員(66)を出勤停止(6月)の懲戒処分とした。2人は同日付で依願退職。県教委は「被害を受けた生徒の特定につながる」とし、勤務先の学校を公表していない。

県教委によると、男性教諭は6月16日、顧問を務める部活動の女子生徒を教室で個別に指導した後、20分間ほど膝の上に座らせて顔や腰を触った。7月7日には、この女子生徒を車で男性教諭の自宅に連れ帰り、抱きしめて男性教諭の唇が女子生徒の首筋に触れた。

女子生徒の保護者が担任の教諭に相談して発覚。男性教諭は県教委の聞き取りに「生徒から話を聞くうちに、励ましたり、元気づけたりしようと思った」などと説明。「生徒の気持ちを理解できず、あってはならない行動をし、深くおわびする」と話している。

男性非常勤職員は5月27日、電話で「旅行の土産物を渡す」と女子生徒を呼び出し、学校の宿直室で女子生徒の胸や脚を触り、スカートの中に手を入れて下着を触った。生徒と保護者が被害届を出し、強制わいせつ容疑で津地検伊賀支部に書類送検された。

男性非常勤職員は休日や夜間の見回りなどを担当していた。県教委の聞き取りに「日常のあいさつなどで女子生徒と親しくなり、好意を抱くようになった」と説明。「生徒や保護者に申し訳ない気持ちでいっぱい。罪の重さに反省している」と話している。

県教委の廣田恵子教育長は16日の定例記者会見で「生徒の心を傷つけたことを極めて重く受け止めている。断じて許されない」としつつ、処分が停職にとどまった理由については「処分の基準や過去の事例に照らし合わせて最も重い処分を出した」と説明した。