教員採用試験合否誤る 三重県教委 「不合格」の1人を合格に

三重県教委は14日、来年度教員採用試験の1次選考で合否判定を誤り、本来は合格とすべき受験者の1人に不合格の通知を出していたと発表した。担当者が「司書教諭」の講習を受けた受験者の一部に得点を加算する作業を誤り、加算が反映されていなかったことが原因。県教委は不合格の通知を受けた受験者の1人に合格の通知を出し直した。

県教委は7月21日に1次選考を実施し、8月10日に合格者を発表した。合否の通知を受け取った受験者が「司書教諭の加点がされていない」と県教委に指摘して誤りが発覚。大学などで司書教諭の講習を受けた受験者のうち9人に加点をしていなかった。

教職員課の担当者が受験者の情報をパソコンで入力する作業を誤り、加点分が反映されなかった。例年は外部に委託しているが、今回は応札がなかったため、担当者が入力していた。複数の職員が入力後の資料を確認したが、誤りに気付かなかったという。

来年度の教員採用試験には2656人が受験。県教委は約13・8%の367人を採用する見込み。1次選考の得点や司書講習の加点は18日からの2次選考以降も引き継がれるため、誤りが判明しなければ最終的な合否判定に影響した可能性もある。

担当者は「入力の作業に慣れておらず、誤りに気付かなかった」と説明しているという。教職員課は「受験者に迷惑を掛け、県民の信用を損なったことにおわびする。データを入力する手順や確認の体制を見直すなど、再発防止に取り組む」としている。