東京五輪・パラ フラッグ全国巡回 三重県、来月8市1町で展示

【定例記者会見で、フラッグツアーの日程を発表する鈴木知事=三重県庁で】

鈴木英敬三重県知事は9日の定例記者会見で、東京五輪・パラリンピックのフラッグ(旗)が全国を巡る「フラッグツアー」の県内日程を発表した。9月1日から同28日まで、8市1町の公共施設で旗を展示。伊勢市出身でアテネ五輪女子マラソン金メダリストの野口みずきさんら4人が「オリンピアン・パラリンピアン」となり、旗を県内各地に届ける。鈴木知事は「フラッグツアーをきっかけに、三重とこわか国体・とこわか大会(全国障害者スポーツ大会)に向けてオール三重で取り組む意識を高めたい」と述べた。

県によると、フラッグツアーは東京五輪・パラリンピックの機運情勢などを目的に、東京都やJOC(日本五輪委員会)などが主催。県内での開催は34都道府県目で、東海3県では初となる。奈良県から旗を受け取り、ツアー後は岐阜県に引き渡す。

県が旗の訪問先を募り、四日市、津、伊勢、尾鷲、熊野、名張、伊賀の7市と川越町が受け入れた。県の判断で県立松阪あゆみ特別支援学校(松阪市)でも展示する。展示会場では五輪やフラッグツアーについて紹介するパネルを設ける。

県内のオリンピアンには、野口さんのほか、元サッカー日本代表の宮本ともみさん、川越町出身で北京五輪バドミントン日本代表の小椋久美子さんが就任。津市出身でリオパラリンピック陸上日本代表の前川楓さんがパラリンピアンを務める。

オリンピアンとパラリンピアンはツアーの関連イベントに参加して旗を届け、小中学校では子どもたちと交流する。東京2020組織委員会が各都道府県に1人を派遣している。県は交流の機会を増やそうと独自でオリンピアンを増やしたという。

また、県は展示に先立ち、9月1日に県総合文化センター(津市一身田上津部田)で歓迎イベントを開く。元シンクロナイズドスイミング日本代表の武田美保さんや紀北町出身で元パラリンピック水泳日本代表の細川宏史さんらによる旗の引き継ぎ式がある。

鈴木知事は会見で「フラッグツアーをきっかけに、東京オリンピック・パラリンピックの意義や価値を知り、翌年の三重とこわか国体・とこわか大会にオール三重で参加する意識を高めてもらいたい。多くの人に旗を見に訪れていただきたい」と述べた。