松阪新電力、黒字見込み 来年、利益から市へ寄付 三重

【定例記者会見に臨む竹上市長=松阪市役所で】

【松阪】三重県の竹上真人松阪市長は8日、市役所で定例記者会見に臨み、同市が出資した電力会社「松阪新電力」が今期の黒字化を達成できる見込みで、利益が出た場合の市への寄付が見込めると発表した。

同社は平成29年11月に同市と東邦ガスなどが設立した。自治体が出資する地域電力会社は東海3県で初めて。27年から稼働している同市桂瀬町の同市クリーンセンターのごみ焼却発電で生じる電力を市内の公共施設へ供給する。

同社は30年3月26日から電力供給を開始。庁舎や公民館、小中学校など232施設を対象として切り替え手続きを進め、同8月6日に終えた。年内の完了予定を約5カ月早く済ませ、黒字が可能になった。

同市は本年度、電気料金を1千万円以上削減できる見通し。同社は31年1月、事業利益から市地域好循環創造基金へ寄付する予定。

竹上市長は「寄付金は福祉施設で苗を育てて植林する林福連携事業に充てる」と話した。