消防司令、部下にパワハラ 恫喝や暴言、伊賀市が訓告処分 三重

三重県の伊賀市消防本部中消防署に現在勤務する40代の男性消防司令が平成27年度中、当時部下だった20代の男性職員に暴言などのパワハラ行為を繰り返していたとして、市から訓告処分を受けていたことが2日、同市への調べで分かった。処分は7月13日付。

同市人事課や消防関係者などによると、消防司令は当時司令補だった27年4月―28年3月にかけて、部下の男性に、「辞めてしまえ」「仕事できへんのやったら給料返せ」などと勤務中に恫喝し、男性の妻や祖母を中傷する暴言を浴びせたという。また「息苦しい人の気持ちを知ってもらう訓練の一環」などと称して首を絞めたり、タックルをしたりするなど暴力的行為もあったという。

男性が今年5月、同市人事課内に設置されている安全衛生委員会に事案を届け出て発覚。男性は6月末に、パワハラ行為を理由に同本部を退職した。

消防司令は「厳しく指導をする中で改める部分はあった」と行き過ぎた行為があったことを認め、反省を示しているという。市は「公表基準の対象外」として発表していなかった。

同本部では昨年6月からハラスメント防止に向けた消防長宣言を発令し、指針を策定するなど対策を進めていたという。久保安治消防長は取材に対し、「絶対にあってはならないことで残念。対策を講じて職員への指導を徹底し、再発防止に努めたい」と話した。