三重県教委 34校のブロック塀撤去へ 金属フェンスなどに 教育長会見

【会見する廣田教育長=三重県庁で】

大阪府北部地震で学校のブロック塀が倒壊して小学生女児が死亡したことを受け、三重県の廣田恵子教育長は9日の定例記者会見で、県立学校34校63カ所のブロック塀を本年度中に撤去する方針を明らかにした。児童生徒の活動拠点や道沿いなど緊急性の高い設置場所から順次取り壊し、金属フェンスなどに取り替える。塀の撤去などに約2億7千万円かかる見込み。

県教委は地震発生後、県立高校にブロック塀の緊急点検を指示。現地調査が必要と判断した21校29カ所の塀については、6月26日―今月3日までに民間事業者に詳細調査を依頼した。調査結果を受け、法令違反のブロック塀や危険性が高いと判断した塀を撤去することを決めた。

撤去するブロック塀は、建築基準法に違反していると判明した28校44カ所。このほか設計図面がなく法令違反か判断がつかない塀のうち老朽化が進んでいる6校6カ所や、ブロック造りのテニスの壁打ち練習板など11校13カ所も対象となる。ひび割れなどの破損が見つかった2カ所の鉄筋コンクリート塀も修繕する。

県教委によると、ブロック塀の撤去や鉄筋コンクリート塀の修繕などの費用約2億7千万円については、当面は当初予算の中で対応し、不足分は補正予算を組んで進める。