三重県を観光ネットワーク化 日本伝統ビューローが「七つ星プロジェクト」始動

【記者会見する藤本社長(中央)ら=四日市市高砂町の「伝七邸」で】

【四日市】創建1896年の登録有形文化財(旧料亭浜松茂)で会席料理店「伝七邸『神楽』」を営む「日本伝統ビューロー(藤本修司社長)」は7日、「三重県応援団『七つ星プロジェクト』」を始めると発表した。県が観光資源に恵まれながら観光客誘致に伸び悩むのは観光施設の分散と発信力不足が要因とし、「観光施設のネットワーク化」とインターネットTV「伝七ステーション」による日・中・英語の動画制作、継続的な情報発信などによって魅力を国内外に発信し、観光客誘致に貢献する。

同社は県の観光の現状について、観光入込客数が伊勢神宮参拝者数の増減に連動▽外国人観光客誘客への取り組みの遅れ▽伝統文化や魅力的な施設が観光資源として生かされていない―などの特徴を挙げ、北勢・中勢・伊賀地区の観光資源をネットワーク化し、魅力を伝えることで来訪の動機付けとなり、新たな観光資産をつくることができるとした。コンセプトは「近代産業発祥の地『四日市』を起点とした、県の歴史・風土・伝統文化及び自然を『知る』『学ぶ』『体験する』文化交流ネットワーク」で、「朝津味」「赤塚植物園」「高田本山」「湯元 榊原館」「近畿日本ツーリスト中部」のプロジェクト参加は決定。「諸戸氏庭園」「石水博物館」「おやつタウン」も参加の見込みで、第一弾として10月12日から「伝七邸(四日市市高砂町)」で開く「沼波弄山翁生誕300年記念 四日市萬古作家協会展『萬古六人衆』」を軸にしたパッケージ旅行を企画・実施する。

記者会見した藤本社長は「桑名に諸戸家、四日市に九鬼家、津に川喜田家があり、歴史・文化発信のため、点を線にする。観光ブームに沸く九州の『七つ星トレイン』にあやかり、京都などまで来ている訪日外国人を呼び込む」と話した。