カイコ1600匹すくすく 津・JA三重中央 郷土資料館で飼育展示 三重

【カイコの成長を確認する会員=津市一志町のJA三重中央郷土資料館体験室で】

【津】三重県津市一志町高野のJA三重中央郷土資料館体験室で、生きたカイコが飼育展示されている。毎日午前9時と午後4時半の給餌の時間に見学できる。23日頃まで。

同町には明治―昭和60年代まで大規模な製糸工場があり多くの農家が養蚕や製糸に携わった。同館では当時の史料や道具を展示しており、製糸会社OBら5人でつくる「蚕糸研究会」(西田太司会長)が毎年この時期に卵から育てている。

同会によると今年は5月下旬に4品種をふ化させこれまで3―4回脱皮した。小石丸▽黒縞▽黄白―に加え、今年初めてオレンジ色のまゆを作る「ローザ」を育てている。現在体長3・5―4センチに育っており、一品種約400匹、計約1600匹を見ることができる。

元製糸会社研究員の川尻三之さん(88)によると小石丸はすでに4回脱皮しており20日ごろから糸を吐き営繭用の格子状の枠「簇(ぞく)」で繭を作り出す予定。「育ってくるとうれしい。一志で盛んだった養蚕を伝承していきたい」と話していた。

給餌の時間以外の見学は事前予約が必要。問い合わせはJA三重中央企画課=電話059(293)5000=へ。