東員町 こども歌舞伎に観客涙 幼児、小中学生が熱演 三重

【「伽羅先代萩 御殿の場」を演じる出演者=東員町山田の町総合文化センターで】

【員弁郡】東員町の「こども歌舞伎公演」が10日、同町山田の町総合文化センターであった。4歳―中学3年生の14人が、「伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ) 御殿の場(ごてんのば)」と、「御存知鈴ケ森(ごぞんじすずがもり)」を演じ、633人の観客から大きな拍手を浴びた。

仙台・伊達家のお家騒動を描いた「伽羅先代萩 御殿の場」。中学3年生の女子生徒が演じる乳母政岡が、我が子の死を悲しむ情感あふれる場面で、涙を流す観客もいた。

今回、初上演作となった演目「御存知鈴ケ森」で、幡随院長兵衛役を熱演した津田小学校4年の竹尾佳大君(10)は「(歌舞伎の)言い回しもうまくできた。これから、もっといろんな役に挑戦したい」と話した。

公演は、同町出身の歌舞伎役者、七代目松本幸四郎を顕彰する「松の会」と町などが開き、23回目。かつて「こども歌舞伎」に取り組んだ大学生や社会人となったOBも10人ほど、裏方として参加した。