5月の三重県内企業倒産8件 帝国DB津支店 うち6件、販売不振が原因

帝国データバンク津支店(津市丸之内)は8日、5月の三重県内企業倒産集計(負債額1千万円以上)を発表した。件数は前年同月より4件少ない8件。前年同月と比べて3億6900万円増の13億3200万円となった。

1億円以上の倒産が3件あり、最も負債額が大きかったのは、老舗書店から負債を引き継いだ書籍・雑誌小売の「タマキ」で、6億円。印刷会社「ABC商会」が3億5千万円、小売の「マルイ」が2億4700万円と続いた。

業種別では小売業4件、製造業2件。建設業とサービス業でそれぞれ1件あった。8件のうち6件が販売不振による不況型倒産で、1件は経営計画の失敗、一件は資金繰りの悪化で倒産した。地域別では、北勢4件、中南勢3件、伊賀・名張1件だった。

6件は従業員が10人未満で、中小零細規模事業者がほとんど。4件は30年以上の業歴があった。6件が破産申請し、2件は裁判所の監督下で手続きする特別清算で処理した。

同支店は「大手メーカーを中心に景気の回復基調は続いているが、個人消費の伸びが鈍いため小売業やサービス業の倒産が目立つ」とした。