尾鷲小で津波避難訓練 南海トラフ地震想定で 三重

【「いのちの架け橋」を通って中村山公園に向かう児童ら=尾鷲市中村町の尾鷲小で】

【尾鷲】三重県尾鷲市中村町の市立尾鷲小学校で17日、大地震を想定した避難訓練を今年度初めて実施し、全児童473人が非常時に備えた。

南海トラフ地震が発生した場合、同校周辺には最大11メートルの津波が到達すると想定されている。同校の海抜は7・5―10・5メートルのため、同校が作成した津波避難計画では海抜46メートルの中村山公園に避難する。

市は保護者らの要望で、平成27年に校舎と中村山をつなぐ長さ55・8メートル、幅2メートル、高さ4・6―10・6メートルの鉄骨製の避難路「いのちの架け橋」を建設。頂上までの避難時間が短縮できるようになった。

訓練で緊急地震速報が流れると児童らは防災頭巾をかぶり1―5年生はいのちの架け橋を通って、6年生はプール近くの避難路を通って避難した。頂上にたどり着き、担任が人数を確認して報告を終えた。8分41秒かかった。

濱野公壽校長は「今年度初めてにしては上出来。地震が起きた時、それぞれがパニックになるが落ち着いて静かに行動することが大事」と講評した。

4年生の奥村華恋さん(9つ)は「しっかりと逃げることができた。日ごろの訓練を大事にしていきたい」と話していた。