ふるさと納税4倍に 多気町長が定例会見 松阪牛など返礼品充実 三重

【定例記者会見に臨む久保町長=多気町役場で】

【多気郡】三重県の久保行央多気町長は14日、町役場で定例記者会見に臨み、平成30年度4月分のふるさと納税の寄付額が松阪牛など返礼品の増加で前年度同期比約4倍の233万円に上ったと発表した。

30年度4月分は155件、233万円で、前年同期は65件、66万円だった。

同町は20年度からふるさと納税に取り組み、返礼品をそろえて27度は寄付額が約7千万円に上ったが、全国の自治体が返礼品を充実させる中で「差別化を図れなかった」ため、28年度は約3500万円に半減した。

29年度は5320万円へ持ち直し、30年度は盛り返そうと返礼品を前年度の63品目から96品目へ増やした。

新しく、9万円以上寄付するとロースステーキがもらえる「多気町肉牛共進会出品・上位入賞牛」や、10万円以上の寄付が対象の「高校生レストランIN三重テラス 伊勢志摩サミットスペシャルメニューランチ ペア招待券」を追加。「お墓の掃除」や「空き家の見守りサービス」「農村体験」などもある。返礼品の希望は松阪牛と前川次郎柿が多い。

寄付者の半数以上を占める首都圏でのPRに力を注ぎ、昨年に続き東京都中央区の三重テラスで「多気町ファン感謝祭」を11月に開く。世田谷区の昭和女子大学の文化祭に出店し、同校の学生らにインターンシップでファン感謝祭の際に手伝ってもらう。

久保町長は「町産品の販路拡大と雇用確保、多気町ファンの獲得を目指す」と話した。