三重県産食材利用は3割 東京など高級ホテルのレストラン 五輪向け調査、半数が関心

【東京五輪に向けた準備を指示する鈴木知事(奥右)=三重県庁で】

三重県農林水産部は14日、「県2020東京オリンピック・パラリンピック競技大会関連事業推進本部会議」を開き、東京五輪の大会関係者が宿泊する高級ホテルのレストランを対象に実施したマーケティング調査の結果を報告した。県産品を使用しているレストランは3割ほどで、県産品に関心のあるレストランは半数にのぼった。岡村昌和部長は「かなり注目をいただいた」と手応えを示した。

調査は東京五輪に向けた県産品のPRに生かすため、昨年10月―11月に実施。東京都を中心に大会関係者の宿泊が見込まれる高級ホテル356件のレストラン903店舗を対象に調査し、70件161店舗(有効回答率17・8%)から回答があった。

報告書によると、県産品を「積極的に使用している」と回答したのは14・9%、「特に意識していないが、使用している」と回答したのは16・8%で、合わせて31・7%。理由は「他と差別化したいから」が100・0%、「品質がよいから」が70・8%だった。

一方、「過去に使用したことがあるが、現在は使用していない」が19・9%、「使用したことがない」が22・4%で、「使用していない」が「使用している」を10・6ポイント上回った。理由は「三重県との接点がなく、仕入れルートがないから」が55・9%で最多。

県産品の品目数や使用量について「大幅に増やしたい」が0・6%、「徐々に増やしたい」が16・1%。増やしたいと回答した店舗のうち85・2%が「ストーリーのある食材・食品」を求めた。県産品を使ったフェアの開催には50・3%が興味を示した。

報告を受け、鈴木知事は「有効回答率が2割弱とはいえ、非常に前向きで有意義な調査」と評価。「波状攻撃で営業をかけられるように調査結果を関係者と共有すべき。東京五輪をチャンスとして捉え、県の活性化に向けて積極的に取り組んでほしい」とした。