また給食に異物 松阪あゆみ特別支援学校 4月の開校以来3度目 三重

【記者会見で異物混入を謝罪する中川校長(手前)ら=三重県庁で】

【松阪】三重県立松阪あゆみ特別支援学校(137人)は8日、給食に金属の破片が混入していたと発表した。調理設備の製造工程でできた金属の削りカスが給食に混じったとみられる。提供前に調理員が気付き、児童や生徒らに健康被害はなかった。同校で給食に異物が混入するのは4月の開校以来3回目。中川悦子校長は陳謝する一方、「提供前に気付くことができたのは不幸中の幸い」とした。

同校によると、同日午前11時半ごろ、委託業者の女性調理員が、ステンレスの破片(長さ約1センチ、幅約2―3ミリ)が野菜のおかずに入っているのを見つけ、学校側に報告した。金属片が発見されたのは一つだけという。

県教委が確認したところ、調理室に設置された4カ所の排気ダクトからそれぞれ5―20個ほどの金属片が見つかった。ダクトの製造工程で残った削りカスがフィルターに付着し、ダクトの下にある釜に落下して混入したとみられる。

8日の給食は予定していた5つのメニューのうち、混入を発見しにくい2つを急きょ取りやめ、代わりのメニューを提供した。再発防止策を講じた上で、9日から通常通り給食を実施する予定。在校生の保護者には文書で謝罪した。

同校は本年度から開校。給食の提供を開始した4月13日にはネジ、同月16日にはゴム破片が給食に混入しており、県教委の指導を受けていた。

中川校長は県庁で記者会見し「子どもや保護者に再三に渡って多大なご迷惑をお掛けして申し訳ない」と頭を下げた。その一方で「開校したばかりで委託業者もやっと業務を覚えたところ。(調理員から)事前に報告があったのは安全意識が高まってきた表われ」と業者を擁護する姿勢も見せた。

同席した県教委の森下宏也次長は「給食室の清掃や日常点検も委託業者の仕事で、業者の責任は免れられない」と指摘。「業者の変更も視野に対応を検討したい」とした。