伊勢の石灯籠死亡事故 「笠」部分、車道にはみ出た3基撤去 27日までに市 三重

【伊勢市が上部の「笠」を撤去する方針を示した石灯籠=同市岩渕2丁目で】

【伊勢】三重県伊勢市の県道沿いで14日、路線バスが石灯籠に接触して上部が落下し、頭に直撃した男性(81)が死亡した事故を受け、鈴木健一市長は20日の定例会見で、市道沿いの石灯籠のうち、上部が車道にはみ出している3基の上部を24―27日中に撤去すると発表した。

市によると、撤去するのは石灯籠上部の「笠(かさ)」と呼ばれる部分で、車道に約10―20センチはみ出しているという。

撤去する石灯籠はいずれも同市岩渕二丁目の市道沿いにあり、高さは笠を含めて約4・4メートル。当初は1基だけの予定だったが、調査の結果3基に増えた。

鈴木市長は「事故後の調査で倒壊の恐れがあるものは見つからなかったが、同じことが起こらないようバス停に近い石灯籠の上部を撤去する」と話した。今後、安全性が確認されたものも含め、全ての灯籠を撤去するかについては「国や県と協議したい」と述べるにとどめた。

石灯籠は、市道沿いと伊勢神宮内宮近くの市営駐車場に計77基、県道沿いに328基、国道23号沿いに99基ある。このほか、内宮近くの市営駐車場周辺には県管理の石灯籠が14基設置されている。県は県道沿いの17基、国は国道沿いの5基を、27日までに撤去する方針を示している。