打ち上げ花火、制作最盛期 熊野の和田煙火店、6月までに1万発 三重

【半球の容器に火薬を詰め込む和田社長=熊野市有馬町で】

【熊野】三重県熊野市有馬町の和田煙火店で、夏の夜空を彩る打ち上げ花火の製作が最盛期を迎えている。

三代目の和田憲明社長(52)と従業員5人が2.5号(直径7.5センチ)から尺玉(同30センチ)の大小8種類の花火を製作している。作業は昨年10月から始まり、6月まで約1万発を製作。南伊勢町や紀北町、和歌山県串本町など約30カ所で打ち上げられる。

和田社長は色を決める「星」と呼ばれる火薬を紙製の半球の容器に詰め込むと、容器を合わせ棒で叩いて球状にした。従業員2人が球状の容器にクラフト紙を重ね合わせた。クラフト紙を貼り、天日干しする作業を何度も繰り返すため一つの玉が完成するまでに約2カ月かかるという。

8月の同市の熊野大花火大会では新作を打ち上げる予定。和田社長は「楽しみにしてもらいたい」と話した。