四日市 明治から現代の萬古焼一堂に  創始者生誕300年で企画展 三重

【熱心に鑑賞する来館者ら=四日市市安島の市文化会館常設展示室で】

【四日市】三重県四日市市文化まちづくり財団は14日、萬古焼の創始者沼波弄山(ぬなみろうざん)生誕300年を記念して、同市安島の市文化会館常設展示室で企画展「四日市萬古~明治から現在の作家たち」を始めた。明治から現代作家まで61人の作品62点を展示している。7月1日まで。入場無料。月曜休館(第2月曜は開館)。

表情や毛の一本一本までリアルに表現した伊藤豊助作「遊び猫」、手びねりの荒々しさが素朴な山本利助作「手捻松竹絵文徳利」、日本的な図柄を施した堀友直作「色絵花鳥図手付水注」など市博物館所蔵の作品とともに、花びら型の香炉や伊勢志摩の海をイメージした器など、現代作家らの斬新な作品が一堂に並ぶ。

江戸時代、沼波弄山が始めた萬古焼は明治に入り、四日市の地場産業として発展。一大窯業地となり、分業化の各工程で輩出した名工らの技が光る作品と、伝統を継承しつつ新たな表現に挑戦する現代作家らの作品が来館者らの目を楽しませている。