なぜ多機能トイレない階に? 三重県障がい福祉課移動で4団体抗議

【県障がい福祉課の移動に抗議する松田理事長(中央)=県庁で】

三重県内の人権保護団体など4団体は9日、県庁の本年度の組織再編で県障がい福祉課が多機能トイレのある4階から設置のない2階に移動したことに対する抗議文を鈴木英敬知事宛てで提出した。

県は健康福祉部を廃止し、医療保健部と子ども・福祉部を新設。障がい福祉課は子ども家庭局と統合し、同局が置かれていた2階に移った。車椅子が入れる広いスペースや手すりがあり、おむつ交換台なども設置の多機能トイレは本庁舎の1、4、8階にあるが、2階にはない。

抗議文では「県職員には障害者の立場を理解し、行政に携わってほしい」と要望。「障がい福祉課を多機能トイレのない2階に移動させたことは極めて重大な問題。早急に解決するよう抗議する」とした。

県庁で記者会見したNPO法人ピアサポートみえの松田愼二理事長は「県障がい福祉課が2階に移動したと聞いて悲しかった。なぜ職員は設置のない2階に移すことを簡単に決めたのか」と批判した。

県障がい福祉課は「組織再編で各部に必要なスペースを検討した結果、2階に移った」と説明。今後の対応について「2階に設置するスペースを確保し、早期に整備できるよう努力する」とした。