三十三FGが発足 三重銀と第三銀、経営強化 地域ナンバー1目指す

【握手する渡辺社長(左)と岩間会長=津市内のホテルで】

【津】三重銀行(三重県四日市市西新地)と第三銀行(松阪市京町)を傘下に収める持ち株会社「三十三フィナンシャルグループ」が2日、発足した。岩間弘会長(第三銀行頭取)と渡辺三憲社長(三重銀行頭取)は津市羽所町のホテルグリーンパーク津で記者会見し、「質の高い地域ナンバーワンの金融グループになる」と抱負を述べた。

低金利や人口減少で収益環境が厳しくなる中、統合で経営体力を強化する。本社機能を四日市市に置き、登記上の本店は松阪市とする。両行合わせて173店舗あり、預金残高3・4兆円、貸出金2・5兆円。県トップの百五銀行(津市岩田)の預金残高は4・5兆円。

3年間の第1次中期経営計画を発表し、「統合効果の早期実現・最大化」と「強固な経営基盤の構築」をテーマに掲げた。両行の成長と効率化で3年目に4・6億円の相乗効果を見込み、平成33年3月期の当期純利益は29年3月期に比べ21億円増の85億円を見込む。

渡辺社長は「3年ぐらいをめどに合併を目指す」と話し、岩間会長は「合理化のため店舗網を減らす考えは毛頭ない。店舗の統合は合併後のテーマ」と述べた。

両行共同で同日から、定期預金の金利を「3+3」にちなんで年0・06%とする「統合記念キャンペーン」を実施。10万円を1口として抽選で各行333人に志摩観光ホテル宿泊券や井村屋ギフトなど県の特産品や人気スポットの入場券をプレゼントする。期間は5月31日まで。

会長、社長以外の主な役員は次の通り。

取締役=谷川憲三(第三銀行会長)種橋潤治(三重銀行会長)▽取締役兼執行役員=井口篤(第三銀行常務取締役兼執行役員)山本隆司(三重銀行取締役兼専務執行役員)藤田隆弘(第三銀行常務取締役兼執行役員)堀内浩樹(三重銀行常務執行役員)