鈴鹿高専 「産学官協働研究室」を開設 4月から、全国初 三重

【研究所の開設式で記念撮影する(左から)水越社長、新田校長、中田社長=鈴鹿市白子町で】

【鈴鹿】鈴鹿高専(三重県鈴鹿市白子町)は4月1日、企業との共同研究を進める「産学官協働研究室」を、校内に開設する。学生や教員を民間の研究に参加させることで、人材育成につなげたい考え。高専が民間との研究で本格的な研究室を設けるのは全国初となる。30日に校内で開設式があり、関係者らが開設を祝った。

研究室は校内の共同研究推進センターに設置。教員や学生が企業の技術者と一緒に研究に当たる。企業は研究室の機材を自由に使えるほか、教員から専門的な助言を受けることができる。実用的な研究が進められるため、高専にとっても学生の人材育成などでメリットがある。

研究室には、塗装の研究を手掛けるディ・アンド・ディ(四日市市桜町)とスポーツ用品を製造するミズノテクニクス(岐阜県養老郡)が入る。ディ・アンド・ディは耐久性が高い塗料の開発、ミズノテクニクスはカーボンの強度や耐久性を高める研究に当たる。

2社はそれぞれ、研究費として600万円を出資する。研究期間は4月1日からの2年間。高専は研究室に入る企業を増やす予定。

開設式では、新田保次校長が「教育と研究の連携で、さらに発展させたい」とあいさつ。ディ・アンド・ディの水越重和社長は「新たな研究で新規事業を開拓したい」、ミズノテクニクスの中田匠社長は「さまざまな取り組みに挑戦したい」と述べた。