鳥羽市 答志島清掃センターを閉鎖 ダイオキシン検出受け 三重

【31日付で閉鎖される鳥羽市営答志島清掃センター=同市桃取町で(市提供)】

【鳥羽】三重県鳥羽市桃取町の市営答志島清掃センターで、焼却ごみの排出ガスから法定基準値の1・1倍の有害物質ダイオキシン類が検出された問題で、市は30日、当初計画より1年前倒しし、センターを31日付で閉鎖すると発表した。4月からは鳥羽志勢広域連合のやまだエコセンター(志摩市磯部町)でごみを処分する。市は島民に健康被害は出ていないとしている。

清掃センターは、離島の答志島、菅島の可燃ごみ処理施設で、年間処理量は約700トン。残る2つの離島と本土側のごみは、市が従来からやまだエコセンターに持ち込んでいる。清掃センターは今回の問題発覚を受け、2月27日から稼働を停止した。

ダイオキシン類が基準値を超えたのは冷却設備の不具合が原因。市は当初、必要箇所の部品交換などで修繕費を約40万円と試算したが、施設全体の設備を総点検した結果、他にも経年劣化している部品があり、修繕費が全体で約2千万円必要なことが分かった。

市のごみ処理計画では平成30年度末に清掃センターを廃止し、やまだエコセンターに市内の全てのごみを持ち込む予定だったため、市は1年前倒しを決めた。ごみの収集日などはこれまでと変わらない。

中村欣一郎市長は「修理費との費用対効果を考えれば閉鎖はやむをえない。島民には説明会を開き、理解を求める」と語った。