診察なしで処方箋作成 鈴鹿の開業医ら書類送検 三重

医師の診察なしで処方箋を作成させたとして、県警生活環境課と鈴鹿署は12日、医師法違反(無診察治療等の禁止)の疑いで、鈴鹿市の開業医男(48)と、薬局運営会社「なの花中部」(当時社名シー・アール・メディカル、名古屋市)元役員の男(36)=札幌市中央区=の2人を書類送検したと発表した。

送検容疑は平成29年1月11日―同3月3日までの間、医師が経営する鈴鹿市内の診療所で18回にわたって診察を経ずに7人分の処方箋を作成し、元役員の男に交付した疑い。

同課によると、元役員の男は希望する社員に注文を取り、知人である医師が経営する診療所に保険証のコピーを提出して処方箋の作成を依頼。診療所が作成した処方箋に基づいて、同社が運営する薬局が医療用医薬品を出していたという。

県などから指摘を受けて捜査し、発覚した。元役員の男は「部下から相談を受け、依頼したら受け入れてくれた」とし、医師の男は「依頼を受けて軽く考えて処方箋を書いてしまった」と容疑を認めている。

同社は東証一部上場の医薬品流通支援会社「メディカルシステムネットワーク」(札幌市)の子会社。東海など6県で「なの花薬局」などを運営している。