美里建設に罰金2600万円 法人税など1億円脱税 経営者に猶予判決 三重

法人税や消費税など計約1億500万円を脱税したとして、法人税法違反などの罪に問われた三重県津市美里町の建設会社「美里建設」と同経営者の箕田勝範被告(47)=同町=に対し、津地裁(平手一男裁判官)は8日、法人としての同社に罰金2600万円(求刑・罰金3100万円)、箕田被告に懲役1年6月、執行猶予3年(同1年6月)の判決を言い渡した。

平手裁判官は判決理由で、「種々の出費に備えて現金を手元に置いておきたいなどの身勝手な思惑から外注費を水増しし、実体のない外注先への売り上げの付け替えといった不正行為を日常的に繰り返し、犯行を重ねたのは厳しい非難に値する」と指摘。

一方で、修正確定申告により重加算税や延滞税などと併せて支払いを済ませている点や、顧問税理士を付けて再犯防止を誓っている点などから執行猶予を認めた。

判決によると、箕田被告は同社の実質的経営者として平成23年7月―26年6月までの間、外注費を水増しして計上するなどの方法で所得約2億1100万円を隠して法人税約5100万円を、課税仕入れを過大に計上するなどの方法で消費税など約5300万円を脱税した。