2018年3月9日(金)

▼県議会議員が一年で一番熱くなるのは5月の臨時議会、すなわち役員選出議会と言われてきた。会期5日間ほどの短い期間だが、正副議長などのポストを巡り、禁足令が敷かれたり、徹夜審議になるなど、議会は緊張感に包まれる

▼劣らぬ熱気が7日の本会議で繰り広げられたのではないか。同じ会派同士で、議員がヤジを飛ばす光景など、初の警察官導入となって原発調査推進決議議会の混乱を含め見た記憶がない。鈴木県政の重点施策であるスポーツイヤー事業も、社協が漁協組合員になっての全国初という水福連携事業も、吹っ飛ぶかの熱風だ

▼議員は有権者らとの対話を繰り返しているから、対立する意見への批判はなかなか辛らつだが、面と向かってはウイットやユーモアで包む。巧拙はあるが、よし表に出ろとはならない。常任委員会の請願審議も執行部とのやりとりが原則。議員同士の直接の論戦はない

▼衣がはがれるのが役選議会の裏舞台だが、期数ごと分断して意見をまとめるなど、決定的な対立回避の工夫をこらす。選挙区問題ではそんな工夫などまるで機能していないことが委員長提案などで垣間見えた

▼議席数がものを言う議会の中で、唯一それ以外の秩序が期数。期数の序列は会派を超えて浸透し、席順などでも誤ることはなく、期数違いで対等にやりあうこともなかった

▼期数がどうあれ権利は同じというのが最近の風潮。多数決が唯一のルールというなら、それでガチンコ勝負をしようじゃないかというのが提案者らということか。巧拙はあるが、そんな長老議員の鼻息は今も昔も変わらない。