帝国DB津支店 2月の三重県内景況感 5カ月ぶり悪化も高水準

帝国データバンク津支店は5日、2月の景気動向調査結果を発表した。「景気が良い」と答えた企業から「悪い」を差し引いた景気DIは、前月より0・2ポイント低い52・9。5カ月ぶりに悪化したが、4カ月連続で50を超えた。大企業の製造業が高水準を維持し、中小企業も4カ月連続で改善。支店は「中小企業への一定の波及がみられる」としている。

支店によると、調査は三重県内企業を対象に毎月実施している。今回は2月15―28日に掛けて242社にインターネットを通じて回答を依頼し、40・5%に当たる98社が回答した。

景気DIの全国順位は前月より4つ上げて7位。東海4県では愛知の53・3に続いて2位を維持した。大企業は前月より4・1ポイント悪化するも55・0と高水準。中小企業も1・0ポイント増の52・4だった。

業種別では、製造(3・0ポイント増)や小売(8・3ポイント増)など3業種が改善したが、サービス(1・8ポイント減)など4業種が悪化。大型の公共事業が終了したことなどから、建設業(9・1ポイント減)が大幅に悪化した。

回答者への聞き取りでは、製造業を中心に「下請けの受注動向が良好」「生産が追いつかない状況が続いている」などと、肯定的な意見が大勢を占めている。人手不足を懸念する声も多いという。

同社は「大企業の好調さが中小企業にも波及し、全体的に底上げが見受けられる」としている。「人手不足などの懸念があり、先行きは慎重な姿勢。企業の規模や業界による格差も広がっている」としている。