伊賀鉄道「四十九駅」来月17日に開業 半世紀ぶりの駅名復活 三重

三重県の伊賀市と伊賀鉄道は16日、伊賀線の桑町―猪田道駅間で「四十九(しじゅく)駅」(同市四十九町)を3月17日に開業すると発表した。新駅の開業に合わせて伊賀上野―伊賀神戸駅間の直通列車を増やし、ダイヤの一部も変更する。開業日には出発式の開催や開業記念入場券などの販売を予定している。

市によると、四十九駅は来年1月に開庁を予定する市役所の新庁舎まで徒歩7分。付近にはスーパーやドラッグストアなどが建ち並ぶ商業施設もある。長さ47メートルのホームや2つの待合スペース、バリアフリー対応のスロープなどを設けた。

市は四十九駅の乗降客を1日当たり412人と想定。伊賀鉄道の15駅のうち、4番目に多くなる見込みという。「四十九駅」は過去にも少し離れた場所にあったが、昭和44年に廃止された。同じ駅名としては、約半世紀ぶりの復活となる。

市議会が新駅の設置を求める地元自治会の請願を採択したことを受け、市や伊賀鉄道などでつくる「市地域公共交通活性化再生協議会」が昨年7月から建設を進めていた。総事業費は2億4600万円。伊賀鉄道は昨年4月から「公有民営方式」となっているため、完成後は市に移管する。