三重県警 新年度当初予算案 例年並み370億円 IH向け警備費増額

三重県警は14日の県議会全員協議会で、総額370億2991万6千円(前年比4・2%、16億2454万6千円減)となる平成30年度当初予算案を発表した。全国高等学校総合体育大会(インターハイ)に向けた警備諸対策費などを増額した一方、四日市北署新庁舎棟工事完了などに伴い前年比では大きく減額。全体的には例年並みの規模となった。

主な増額分としては、夏のインターハイ開催に伴う警備諸対策費に約5600万円、県警航空ヘリの点検費として約1億6400万円を計上した。

主な減額分としては、四日市北署新庁舎棟工事から新付属棟工事への移行に伴う差額分約13億8800万円と、前年からの交通安全施設整備費事業の差額分として約2億8700万円を減額。定年退職者減少に伴う退職手当約2千万円や、共済費負担金の率減少に伴い約2億円を減額した。

主な事業は次の通り。

■サイバー犯罪対処能力向上事業(730万円)
ウイルス対策や追跡訓練のための分離ネットワークを使った仮想サイバー演習空間を整備する。演習用ネットワークを構築するための端末やメインコンピューターなど約10台を購入。産学官連携のために発足した枠組みの諸経費など。

■交通安全施設整備事業(7億3200万円)
摩耗した一時停止線3300カ所と横断歩道1030カ所を塗り替え、老朽化した信号柱43本を更新。信号制御器は更新基準を超過した63基を更新することで、前年分と併せて県内の該当箇所128基全て更新される見通し。

■四日市北署整備事業(4億1千万円)
老朽化や津波対策として四日市市羽津に移転予定の四日市北署新庁舎棟の工事完了に伴い、車庫や倉庫など付属棟五棟の整備工事や、外構工事整備費など。