三重県立美術館 現代の鬼才、今村幸生紹介 絵画や造形37点

【作品「常世&瞑想庭園(B)」と今村さん=津市大谷町の県立美術館で】

【津】三重県伊勢市出身で日本とフランスを拠点に活動する画家、今村幸生さん(82)を紹介する「パリ45年・現代の鬼才 今村幸生展」後期が14日、津市大谷町の県立美術館で始まった。初期から近作までの37点を展示している。3月25日まで。月曜休館。観覧料大人300円、学生200円、高校生以下無料。

今村さんは三重大学卒業後美術教諭をしながら独立展で活躍。昭和39年に教職を辞して渡仏。以降、日本とパリで制作に励んでいる。

後期では第1作など一部を残し、26点を新たに展示。液状の絵の具を強い空気圧で動かして描く独創的な技法の「原生図屏風」や「ゼノン」のシリーズ、黒と金で表現した近作が並ぶ。床から壁面へ続く「常世&瞑想庭園(B)」は床面のオブジェの造形に杉の割り木を加え3次元で表現している。

今村さんは「後期の展示はモノクロームな表現をどこまで深く出しているかを見てほしい」と話した。