津の榊原町 温泉かぶり〝無病息災〟 湯立て神事に200人 三重

【参拝者にクマザサで湯を振りかける宮口宮司=津市榊原町の射山神社で】

【津】熱湯を振りかけ無病息災を祈願する湯立て神事「御湯(みゆ)」が11日、三重県津市榊原町の射山神社であり、地域の人や観光客ら約200人が訪れた。

湯の神を祭る同神社に江戸時代から伝わる。昭和初期に一度途絶えたが30年ほど前に宮口重明宮司(79)が復活させた。

護摩木や絵馬をくべた境内中央の鉄釜に拝殿ではらいを受けた温泉の湯と境内にわき出る長命水とを合わせて煮立てた。

宮口宮司が鉄釜にクマザサを浸して「無病息災、家内安全」と言いながら四方の参拝者に振りかけると、皆こうべを垂れてしぶきを受けた。終了後は縁起物のクマザサを我先に受け取った。

同町出身の小城亜紀さん(39)=松阪市=は息子の響ちゃん(5つ)と訪れ「小さい頃からこのお湯に当たると風邪を引かないと言われていたので自分の子どもにつなげたい」と話した

同神社では同日から町内各所で始まったイベント「榊原温泉のお雛さま」の人形展示もあってにぎわった。