研究や教育で交流協定 鈴鹿高専、モンゴル工科大と 三重

【協定を交わし、握手するムンフオチル総長(右)と江崎副校長=鈴鹿市白子町で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市白子町の鈴鹿高専とモンゴル・ウランバートル市のモンゴル工業科学大は9日、共同研究や教職員の人材育成などに取り組むことを定めた学術交流協定を締結した。鈴鹿高専が海外の教育機関と協定を結ぶのは5例目。同大のムンフオチル・セルゲレン総長が同日、鈴鹿高専で協定書に署名した。

同大には地質学や石油工学など幅広い理系の学科がある。平成25年に付属機関としてモンゴル高専を設立。鈴鹿高専の新田保次校長が昨年9月にモンゴル高専を視察したのをきっかけに、締結が決まった。

同大と鈴鹿高専は協定に基づき、双方の特色を生かした共同研究を進める予定。鈴鹿高専が魅力を伝えるために開いている体験教室をモンゴル高専の教職員が視察するなど、人材育成にも取り組む。

協定書に署名したムンフオチル総長は「鉱山の動向に左右されるモンゴルの産業構造を変えるには、高専の発展が不可欠。素晴らしい技術教育のシステムが広がれば、世界の平和につながる」と期待した。

新田校長の代理で出席した江崎尚和副学長は「鈴鹿高専は日本最初の高専。優秀な卒業生を輩出し、産業界から高い評価を得ている」と紹介。「協定を通じて大学からさまざまな知識を得たい」と述べた。