三重県内倒産11カ月ぶり1桁 帝国DB津支店 28年6月以来の低水準

帝国データバンク津支店(津市丸之内)は8日、1月の三重県内企業倒産集計(負債額1千万円以上)を発表した。件数は前年同月と同じ6件で、11カ月ぶりに一桁台に減少した。負債総額は前年同月比31億500万円減の1億7400万円。1億円以上の倒産がなかったことから大幅に減少し、平成28年6月以来の低水準となった。

業種別の件数は、製造業2件、小売業2件、運輸・通信業1件、サービス業1件。建設業、卸売業、不動産業では倒産がなかった。いずれも販売不振による不況型倒産だった。

地域別では、北勢4件、中南勢1件、伊賀・名張1件。いずれも従業員が10人未満の中小零細規模事業者だった。2件は30年以上、1件は20以上30年未満の業歴があり、比較的業歴の長い企業の倒産が目立った。5件は破産申請、1件は裁判所の監督下で手続きをする特別精算で整理した。

同支店は「県内の大手メーカーの景気回復が全体を押し上げた結果、倒産件数が減った」と分析。今後の見通しについて「相対的には良いが、県内金融機関の合併による影響など懸念材料もある」とした。