名張のブリヂストン系工場火災 工場を全面稼動停止 三重

【会見する石橋社長(右)ら=名張市西原町のブリヂストンケミテックで】

【名張】26日に発生した工場火災を受け、ブリヂストンケミテック(三重県名張市西原町、石橋孝男社長)は27日、同本社で会見し、被害のあった工場棟を含む全工場の稼働を当面停止すると発表した。当面は同製造所内の在庫と全国3カ所に展開する別の製造所で供給を補うとし、再開時期は未定という。

火災は26日午後2時40分ごろ、ソファや寝具などに使用するスポンジ素材を製造する鉄骨スレート2階建ての工場棟で発生。約5200平方メートルを半焼し、約3時間後に鎮火した。

同工場では、原材料のポリウレタンの裁断加工と、加熱により表面の膜を取り除く処理の、2種類の工程が行われていた。出火原因は調査中としている。

同製造所はブリヂストン子会社として昭和46年9月に設立し、ポリウレタンを使ったスポンジ素材や自動車シート、緩衝材などを製造。名張市のほか、埼玉、静岡、山口の各県に製造所を展開し、名張では月間約800トンを生産していた。

会見した石橋社長(55)は、「近隣住民や関係者にご迷惑をかけて申し訳ない。安全を最優先に一刻も早い原因解明を進めたい。供給体制に支障の無いよう全力で取り組む」と話した。