松阪木質バイオマス発電所で完工式 廃棄部分を有効活用 「既存発電下支え、国内初」 三重

【バイオマスパワーテクノロジーズの松阪木質バイオマス発電所=松阪市小片野町で】

【松阪】バイオマスパワーテクノロジーズ(三重県松阪市久保町、北角強代表取締役)は22日、同市小片野町の松阪木質バイオマス発電所で完工式を開いた。間伐材などを燃やす既存の木質バイオマス発電所で廃棄物となっていた樹皮や枝葉、根っこを燃料としている。

同所の三重エネウッド松阪木質バイオマス発電所から、材木の保管とチップの生産時に発生する樹皮などの廃棄物の活用について相談があり、隣接地の敷地約3千平方メートルに約18億円かけて建設した。木質バイオ発電所は松阪市・多気郡で3基目となる。

発電能力は三重エネウッドの3分の1で小型。未利用材の小型発電は固定価格買い取り制度で優遇されている。年間発電量は約4千世帯分に相当。燃料はウッドピア木質バイオマス利用協同組合(同市木の郷町)が供給し、1日100トン使う。

北角代表取締役は「木を余すところなく利用できる。既存発電所を下支えする国内初のビジネスモデル。全国に広まってほしい」とあいさつした。

式典には約80人が出席。竹上真人市長は「基幹産業の林業が元気になり、緑の循環がさらに促進される」と祝った。