熊野 サンマ水揚げ1トン超 2シーズンぶり好調 三重

【水揚げされるサンマ=熊野市遊木町の遊木漁港で】

【熊野】サンマが特産の三重県熊野市で16日、同市遊木町の遊木漁港に2シーズンぶりに1トンを超える本格的なサンマの水揚げがあった。昨年度はゼロだったこともあり、久々の水揚げに活気づいた。

前夜、熊野漁協に所属する4隻のサンマ漁船が同漁港を出港。和歌山県串本町の潮岬沖から東方20キロで3隻が計1・3トンを取った。

競りには、市内外から訪れた仲買人が集まった。例年の初競りでは1キロ700―800円の値がつくが、この日は干物製造業「魚作商店」(同市新鹿町)の竹内誠一専務(47)が1キロ1117円の高値で競り落とした。

竹内専務は「2年前から熊野のサンマを楽しみにしてくれている顧客が全国にいるので水揚げされてうれしい」と話していた。

同漁協副組合長で長栄丸船主の濱中一茂さん(51)は「久々の水揚げでほっとしている。黒潮の蛇行の影響で漁場が遠くなっているのではないか。今後の見通しは難しいが、水揚げを期待している」と話した。

熊野灘でのサンマ漁は10月下旬から翌年5月末まで解禁される。例年、11月初旬から12月に初水揚げされ、ピークは2月ごろまで。今季は先月24日に新鹿湾で初水揚げがあったがわずか70キロだった。