桑名、三重信金が合併発表 両理事長が会見 来年3月めど収益体質強化

【対等合併することで合意した桑名信用金庫の中澤康哉理事長(右)と三重信用金庫の砂子仁志理事長=桑名市大央町で】

三重県内最大の桑名信用金庫(桑名市)と、3位の三重信用金庫(松阪市)が11日、来年3月をめどに合併することで合意したと発表した。合併後の新理事長に桑名信金の中澤康哉(こうや)理事長が就任し、副理事長には三重信金の砂子(まなご)仁志理事長が就く。両信金は今月中にも合併に向けた準備委員会を設置し、合併後の名称や役員人事を調整する。

対等合併で、合併手続上は桑名信金を存続金庫とするという。合併後の本店は桑名信金の本店(桑名市大央町)とし、本部は桑名信金の本部(同)と三重信金の本部(松阪市朝日町)。

桑名信金本店で記者会見が開かれ、中澤理事長は「人口減少や高齢化が進む中、合併によるスケールメリットを生かし収益体質を強化する必要がある。三重信金を選んだのは隣接しているが重復した店舗がないため」と語った。砂子理事長とは昨年4月初めから相談を開始し、地域の顧客に貢献するには規模追求も必要との認識で一致したという。

一方、日銀のマイナス金利政策などで、三重信金が約6年前に信金中央金庫から注入を受けた62億円の優先出資の返済については、砂子理事長は「15年返済で9年残している。合併の際に一括返済することも含め検討する」と語った。

両信金の預金残高は平成29年3月末時点の単純合算で7242億6900万円、同じく貸出金残高は3131億7400万円。